インクジェットプリンターを使っていて知らない方も多いメーカー純正インクと互換インク・詰め替えインクの違いと正しい使い分け方をインク専門店 詰め替えインクのエコッテが解説します。インク代が高すぎると感じている人や、メーカー製品以外のインクカートリッジの印刷品質に不安があってまだ試していない方はぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
純正・互換・詰め替えインクの違いと特徴は?
まず、メーカー純正インク・互換インク・詰め替えインクは、それぞれインクカートリッジ本体と中のインクを製造したところが違います。メーカー純正インクはその名の通り、カートリッジ本体も中身のインクもメーカー製品で最高品質である分金額も高いです。
今回はキャノンのBCI-381+380のセットを例に比較していきます。
インクの種類 | カートリッジ | インクの中身 |
---|---|---|
純正インク | プリンターメーカー製 | プリンターメーカー製 |
互換インク | プリンターメーカー以外のメーカー製 | プリンターメーカー以外のメーカー製 |
詰め替えインク | プリンターメーカー・その他メーカー製 | プリンターメーカー以外のメーカー製 |
純正インクとは メーカー製品で高品質
純正インクはプリンターを作ったキヤノン・エプソン・ブラザー・hpなどのメーカーが作ったインクカートリッジです。パッケージやラベルなどの見かけの特徴として、メーカーロゴが入っています。
ICチップもインク成分もプリンターメーカーが作っているものなので、インクカートリッジの認識不良などの不具合が起きる確率が最も低いといわれています。もちろん、品質が高い分価格も高くなっています。
互換インクとは 格安なサードパーティー製品
互換インクとは、プリンターを作ったキヤノン・エプソン・ブラザー・hpなどの純正メーカーではないインク会社が、純正品と同じように使えるよう独自に開発したインクのこと。見かけは純正メーカーに似てますが、サードパーティーサプライになるためメーカーロゴがありません。
互換メーカーは多数あり、ICチップやインク成分もメーカーによって異なるので、極端に安すぎるメーカーや保証がないメーカーは認識不良や目詰まりを起こす可能性があるので要注意です。
なお、互換インクに近いものでリサイクルインクというインクがあります。リサイクルインクはカートリッジが純正プリンターメーカーのもの、インクがその他メーカーが作ったものです。
詰め替えインクとは 液体だけ補充できるお得な詰め替え用
詰め替えインクとは、使い終わった純正プリンターメーカーのカートリッジにインクを補充して再利用するインクのこと。カートリッジではなく液体が主なので、見かけはボトル形状が一般的です。注射針を使って、インクを補充するタイプの詰め替えインクもあります。
詰め替えインクは、インクを補充するカートリッジのICチップに純正メーカーのものを活用するのでプリンターの認識不良が起きにくいのが特徴です。純正カートリッジへの詰め替えが困難なものは詰め替え専用カートリッジが製造され販売されています。インク成分はメーカーによって異なるので、互換インク同様極端に安すぎるメーカーや保証がないメーカーはプリンターが目詰まりを起こす可能性があるので要注意です。
インクの種類別に価格・色合い・保証・使い方を比較
互換・詰め替えインクメーカーは多々あるので、ここからはエコッテの互換インク・詰め替えインクを純正インクと比較していきます。
Canon BCI-381シアンのインク価格を比較
例として、キャノンのBCI-381C(シアン)のインクの価格を比較すると、純正インクが1回分で1,736円、互換インクが1回分で1,370円に対して詰め替えインクは6回分で902円と大きな差が付いています。
※表示価格はBCI-381の1本単価、2021年1月時点での価格で比較しています。
純正インク
Amazon価格:1,736円
純正インクの価格はネットでも家電量販店でもそこまで変わらず、高いです。
互換インク
エコッテ価格:1,370円
互換インクは純正インクの約4分の3、約20%OFFで純正インクよりも安いです。
詰め替えインク
エコッテ価格:902円
詰め替えインクは902円で6回詰め替え可能!純正インクの約6分の1、約80%OFFで激安です。
プリンターインクの種類ごとの色合い・色持ち比較
純正インク・互換インク・詰め替えインクで、同じ写真と印刷テスト用のカラーチャートをそれぞれ3つ印刷して比較してみました。
互換や詰め替えインクの方が色がやや濃いように見えますが、ぱっと見では特に違いがないように見えます。
色の経年劣化で比較すると純正インクの方が優れているといわれていますので、長期間保存したい印刷物や大事や写真は純正インクでの印刷がおススメです。
ただ、互換や詰め替えが色持ちしないというわけではないので、互換や詰め替えで印刷した写真もアルバムにいれたり、直射日光を避けて保存すれば長期保存が可能になります。
純正インクと詰め替えインクの保証内容比較
続いて、純正プリンターメーカーとエコッテの互換・詰め替えインクの保証を比較します。メーカー純正インクではないサードパーティーサプライであっても、きちんとした専門店を選べば保証が付いてきます。
プリンター:1年保証
インク:1年保証
エコッテは純正メーカー同様1年間の2つの保証がついています!互換インクや詰め替えインクは自己責任・保証がないという店舗も多々ありますが、エコッテは商品に自信があるのはもちろん、お客様に安心してご利用いただけるように純正メーカー同等の保証をお付けしています。
極端に価格が安くプリンター・インクの保証がない商品は使用のリスクが高いので注意しましょう。
純正インク・互換インク・詰め替えインクの交換方法比較
純正インクと互換インクは、カートリッジをまるごと交換するので使い勝手がほぼ同じです。互換インクには純正インクに標準装備されているオレンジ色のテープがないので、剥がす作業が要らない分一工程減ります。詰め替えインクは難しそうに思われがちですが、実際はインク吐き出し口にインクを垂らしているだけなのでとても簡単です。シャンプーや洗剤の詰め替え用と同じような感覚でインクだけ補充することができます。
純正インクの使い方・交換方法
純正インクはカートリッジに付属のシールやキャップを外して、プリンターにセットすれば交換完了です。
互換インクの使い方・交換方法
互換インクは純正インクと比べてシールがないので、カートリッジのキャップを外してプリンターにセットすれば交換完了です。
詰め替えインクの使い方・補充方法
詰め替えインクは、使用済みのカートリッジにインクを補充してプリンターに戻したら詰め替え完了です。意外と簡単です。
※詰め替えインクのエコッテで販売している詰め替えインク使用方法です。詳しいインクの注入量やポイントについては商品同封の図解説明書に記載しています。
詰め替えインクのみ使用済みカートリッジを使用するため、プリンターの残量検知をリセットする必要があります。キャノンとエプソン・ブラザーで作業内容が異なりますので、使用前に取り扱い説明書をご覧ください。
純正インク・互換インク・詰め替えインクのメリット・デメリット
ここまでご紹介した内容を総合して、純正インク・互換インク・詰め替えインクのメリット・デメリットを一覧表にまとめました。純正インクは価格が高い分品質も高く長期保管に向いていて、エラーも起きにくいです。互換インクは純正インクに比べると安いですが、購入する店舗によっても品質が分かれていて比較的認識不良などのエラーが起きやすいです。詰め替えインクは最も安く、純正インクのICチップを再利用するため認識不良も起きにくくインク代の節約にもサスティナビリティに優れています。
インクの種類 | 価格 | 認識不良 | 長期保管 | 環境面 |
---|---|---|---|---|
純正インク | ×高い | 起きにくい | ◎ | × |
互換インク | 〇やや安い | 起きやすい | 〇 | × |
詰め替えインク | ◎安い | 起きにくい | 〇 | ◎ |
まとめ 詰め替えインクが圧倒的にお得
エコッテは互換も詰め替えも販売していますが、おススメは絶対に詰め替えインクです!詰め替え作業が面倒だと思われるかもしれませんが、キャノンやエプソンのほとんどはカートリッジにインクを垂らすだけで補充完了なので、とても簡単で楽ちんです♪
詰め替え作業を動画や別記事でもご紹介していますので、ご興味のある方はぜひ一度ご覧ください♪大容量インクタンクシリーズは詰め替えインクが未販売なので、互換インクをご利用ください(^^)
この記事を書いた人
- 詰め替えインクのエコッテのスタッフ前野です。