もひっち
ユーザー
- 純正品のインクが高くて、印刷代が気になる;
- 純正品以外を使うと、プリンターが壊れそうで心配;
- 互換品などを使ったことあるが、印刷の調子が悪くなった;
- amazonや楽天だと、似た商品がたくさんあり、選ぶのが面倒;
純正品と比べるとなんと90%も節約できるんだ
もひっち
まずは、エコッテスタッフが作成した動画を見てみてください。
この記事の目次
インクの種類とポイント
- 純正品(純正インク)は、プリンターメーカー正規品で、価格はとても高いが、とにかく品質に優れている。
- 再生品(リサイクルインク)は、純正品を再利用した商品で、純正品より少し安く国内メーカー品が多い。
- 詰め替えインクは、純正品に補充するためのインクで、とにかく印刷代を節約できて、プリンターにも安全。
もひっち
印刷コスト比較表
インクの種類 | コスト | 価格 | 合計 | ●BC-385 Black |
●●●BC-386 Color |
---|---|---|---|---|---|
純正インク 標準容量 |
347円/ml | 5,200円 | 15ml | 7.5ml | 7.5ml |
純正インク 大容量 |
270円/ml | 8,100円 | 30ml | 15ml | 15ml |
再生インク 標準容量 |
232円/ml | 3,480円 | 15ml | 7.5ml | 7.5ml |
詰め替えインク | 30円/ml | 3,666円 | 120ml | 30ml | 各30ml |
※詰め替えに必要なドリルは除き、詰め替えインクの販売価格のみで算出しています。
純正品と詰め替えインクを比べると、11.5倍もインクコストが違うんだね。
もひっち
TS6630の特徴は?
プリンターの価格帯としては、1万円台で購入することができる機種です。
機能面を見ると、コピー・スキャン・自動両面印刷・フチなし印刷・Wi-Fi印刷・AirPrint印刷ととても多機能になっています。
スマートフォンにキャノンのアプリ「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」を入れることによって、簡単にプリントやコピーをすることができます。
もひっち
インクの型番や色数は?
すでにご存じの方もいるかもしれませんが、インクの型番についても、簡単におさらいしておきましょう。PIXUS TS6630に使用する純正カートリッジのインク型番は、BC-385 BC-386という名称です。
純正品の商品コードは、BC-385が6201C001、 BC-386が6223C001となっています。商品コードの意味はよくわかりませんが、この番号をWEBサイトで検索する方も意外と多いようです。
純正インクのカートリッジ自体には、BC-385PGBKやBC-386Cなどといったラベルが貼ってあります。
●385PGBK(顔料ブラック)●386C(染料シアン)●386M(染料マゼンタ)●386Y(染料イエロー)を使用します。
顔料ブラックは、文章印刷でくっきり印刷できるように、染料ブラックは、写真印刷が鮮やかに印刷できるようになっています。
インクの種類や価格は?
プリンターについてのデザインや機能などに詳しくても、使用するインクの種類については、意外と知っている人が少ないようです。
なぜかというと、家電量販店では、純正品をメインにラインナップしているお店が多く、WEBサイト(特にamazonや楽天市場)では、インクの型番などで検索すると、色々なお店が販売している見た目の違う商品が大量にヒットするからです。
しかし、これらはすべて、今から紹介するいずれかの商品に当てはまり、実際には、3種類しかありません。
4種類のインクについて、それぞれの価格や品質、使い方などを紹介します。
純正品(純正インク)
まず、プリンターメーカーであるキャノンから発売されているのが、純正品のインクカートリッジです。
100年インクというだけあり、とても高品質ですが、その分、価格はとても高いものになっています。
キャノンのオンラインショップで価格を見てみると、BC-385+386 4色セット(標準容量タイプ)は、5,200円(税込)となっています。
プリンター本体の価格を考慮しても、純正品のインクカートリッジがとても高いことがわかります。
印刷を続けていき、インクが切れるたびに純正品を購入していくと、あっという間にプリンター本体の価格よりもランニングコストの方が高くなってしまうことがわかります。
「プリンターを購入するとき、プリンター本体の価格は気にしてたけど、インクの価格までは気にしていなかった……」という方も多いと思います。
価格・印刷コスト比較表
インクの種類 | コスト | 価格 | 合計 | ●BC-365 Black |
●●●BC-366 Color |
---|---|---|---|---|---|
純正インク 標準容量 |
347円/ml | 5,200円 | 15ml | 7.5ml | 7.5ml |
純正インク 大容量 |
270円/ml | 8,100円 | 30ml | 15ml | 15ml |
※純正品のインク量は、エコッテにて印刷テストで算出した概算です。(インクが満タンの状態から印刷ができなくなるまで容量の差を量った結果です。)
純正品の使い方について
- インクカートリッジに付属しているキャップを取る
- インクカートリッジに貼ってあるシールを取る
- プリンターにセットして印刷をする
純正品はこんな方におすすめ!
- インクの色にはこだわりがある
- 長期保存を重視する
- 簡単手軽がいい
- 印刷コストは高くてもOK
- インクは年1回しか買わない
もひっち
再生インク(リサイクルインク)
次に、家電量販店などで見かけるのが、リサイクルインクカートリッジです。
使い終わった純正品を回収ボックスなどにより再生工場へ集めて、カートリッジを洗浄したり、ICチップ(基板)を付け替えたりして、インクを再充填した商品です。
回収する手間やコストがかかるため、そこまで安くは販売されていないようですが、日本製のものが多く、品質も比較的安定しています。
パッケージも純正品と似ているため、純正品だと思って購入される方もいるようです。
有名なリサイクルインクメーカーは、エコリカ社やJIT社です。(写真はJIT商品)
価格・印刷コスト比較表
インクの種類 | コスト | 価格 | 合計 | ●BC-365 Black |
●●●BC-366 Color |
---|---|---|---|---|---|
再生インク 標準容量 |
232円/ml | 3,480円 | 15ml | 7.5ml | 7.5ml |
※再生品の価格は、JITオンラインショップの価格を参照しています。
※BC-385 BC-386の再生インクが販売されていないため、表はBC-345 BC-346の参考値になります。
使い方について(純正インクとほぼ同じ)
- インクカートリッジに付属しているキャップを取る
- インクカートリッジに貼ってあるシールを取る
- プリンターにセットして印刷をする
再生インクはこんな方の印刷におすすめ!
- インクは普段使いで充分
- 長期保存しない
- 簡単手軽がいい
- それなりに印刷コストを削減したい
- インクは年に1回しか買わない
もひっち
詰め替え用(詰め替えインク)
最後に、世間であまり知られていないのが、詰め替えインクです。
詰め替えインクは、純正品のインクカートリッジにインクを補充して使用する詰め替え用の商品です。
高価な純正品のインクカートリッジを捨てるときに、「もったいない」と思った方もいるのではないでしょうか?
実は、シャンプーや洗剤のように、容器(純正品のインクカートリッジ)にインクを補充して再利用できます。
中身のインクを購入して、外身の容器は買いなおす必要がないため、価格もとても安く済み、印刷代が大幅に節約できます。
さらに、互換インクとは違い、すでに使用している純正品のインクカートリッジにインクを補充するので、プリンターとの間でトラブルが起きにくいのも大きなメリットです。
キャノンの純正品のインクカートリッジには、インクを吸収、供給するためのスポンジが入っていて、インクを補充する度に、徐々に劣化が進んでしまいます。
そのため、同じカートリッジに無限に詰め替えることはできませんが、BC-385 BC-386シリーズのカートリッジでは、3~4回詰め替えることができます。
詰め替えインクは、「お財布にも、環境にも、プリンターにも、純正品のインクカートリッジにも」優しい商品です。
めちゃくちゃ優しいですね。
価格・印刷コスト比較表
インクの種類 | コスト | 価格 | 合計 | ●BC-385 Black |
●●●BC-386 Color |
---|---|---|---|---|---|
詰め替えインク | 30円/ml | 3,666円 | 120ml | 30ml | 各30ml |
※詰め替えに必要なドリルは除き、詰め替えインクの販売価格のみで算出しています。
詰め替えインクの使い方
※動画内で使用しているインク型番は旧型番ですが、使用方法は同じです。
- 使い切った純正品をプリンターから取り出す
- リセッターでインク残量をリセットする
- 純正品に詰め替えインクを注入する
- プリンターにセットして印刷をする
詰め替え用はこんな方におすすめ!
- インクは普段使いで充分
- 長期保存しない
- ちょっとした手作業を楽しめる
- とにかく印刷コストは節約したい
- インクは年に数回かそれ以上買う
シャンプーや洗剤と同様に、プリンターのインクも詰め替えが主流になるかもね。
もひっち
詰め替えインクのレビュー・口コミ評価
実際に詰め替えインクを使用したユーザーの感想をいくつか紹介します。
詰め替えインクの感想
購入者さん
2020年04月15日
おすすめ度
★★★★★
購入者さん
2020年04月09日
おすすめ度
★★★★☆
購入者さん
2020年02月09日
おすすめ度
★★★★★
購入者さん
2019年12月26日
おすすめ度
★★★★★
購入者さん
2019年05月01日
おすすめ度
★★★★★
購入者さん
2019年03月16日
おすすめ度
★★★★★
もひっち
インクの残量はどうなるの?
プリンターの印刷で、多くの方が気にするのが、インクの残量表示についてです。
ここでは、ちょっと踏み込んでリセッターと呼ばれる道具やインク残量を無効にする操作について紹介します。
リセッターについて
インターネットで、BC-385 BC-386シリーズについて色々調べてみると、「bc-385 リセッター」「385 386 リセッター」「Canon 385 リセッター」などと言った検索キーワードが目立ちます。
詰め替えインクを知っている方が検索していると思われますが、いったいリセッターとは何なのでしょうか?
純正品のインクカートリッジには、ICチップという部品が付いていて、印刷枚数などに応じてインクの残量を検知してプリンターやパソコンに表示しています。
印刷を続けていくと、このインク残量表示がどんどん減っていき、最終的には、「インクがなくなった可能性があります。」や「インクなしを検知しました。」という表示が出ます。
詰め替えインクを使うと、中身のインク自体は補充されて満タンになりますが、インク残量表示は減ったままなので、実際に印刷指示をかけてもプリンターは印刷をはじめてくれません。
そのようなときに必要になるのが、(ICチップ)リセッターという道具です。
(エプソンやブラザーでは、後述する無効操作ができないためリセッターが必要になります。)
リセッターを使用すると、インク残量表示が満タンになるとともに、詰め替えインクを補充したカートリッジが再び使えるようになるというものです。
そのため、BC-365 BC-366シリーズについても、リセッターが欲しいというニーズがあるようです。
ただし、記事更新時点で、リセッターを販売しているお店を見つけることができません。
しかも、リセッターは開発に時間がかかり、発売されても価格が高い場合が多いよ。
もひっち
残量検知無効操作について
リセッターを使わなくても、詰め替えインクを再利用するための魔法のような操作があります。
それが、残量検知無効操作です。
魔法と言っても、5秒でできます。
この操作により、インク残量は非表示になったままですが、印刷ができるようにできます。
詰め替えインク補充のタイミングは、印刷物が擦れてきたら行うか、擦れないように定期的に補充すればOKです。
詳しくは、下記のリンクより動画をご覧ください。
ちなみに、互換インクでは、無効操作そのものを行うことができないから、詰め替えインクは使えないよ。
もひっち
さいごに
詰め替えインクで賢く印刷代削減!
いかがでしたでしょうか?
TS6630の最適なインク選びのお手伝いになったでしょうか?
たかがインク、されどインクですが、意外と奥が深いものです。
特に、詰め替えインクはまだまだ知らない方が多いと思いますが、実は、欧米やアジア諸国でも当たり前に使われている商品です。
エコッテでは、キャノン・エプソン・ブラザーをメインに幅広く詰め替えインクを取り扱っています。
ぜひお使いのプリンターでも詰め替えインクが使えるか探してみてください。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
-
詰め替えインクのエコッテのスタッフ手塚です。
WEBやスマホの時代でも、印刷はなくなりません。
印刷代の節約を少しでもお手伝いできるように日々営んでいます。
EC業界にいながら、意外とアナログ人間です。
最近は登山に行けておらず、目下スクワット中。