プリンターを選ぶ際「いっぱいありすぎてなにから選んだらいいかわからない…」という声をよく聞きます。
そういったときは、価格・機能・印刷品質・印刷の速さなど、何を一番重視するかを軸に選んでいくと探しやすいですよ。
こちらでは、そのお手伝いはできるようにメーカーごとの特徴とプリンターの機能を比較しています。よかったら参考にしてください。
この記事の目次
メーカー別の特徴
インクジェットプリンターも各メーカーによって様々な特徴があります。例えば、2019年に発売されたプリンターだと、キャノンはひとつの機種でカラーバリエーションが豊富だったり、エプソンは写真に強い機種をメインにしていたり、ブラザーはランナップを多く発売していたりしました。キャノン、エプソン、ブラザー、ヒューレットパッカードと、各メーカーで、安いプリンターが多いのか、A3が印刷できるプリンターなのか、FAXが受信できるプリンターなのかなど、それぞれのメーカーのラインナップから代表プリンターをピックアップして解説しています。プリンターメーカーの比較にもなります。今使っているメーカーやプリンターに、こんな特徴があったのか!と思ったり、今まであまり好きではなかったメーカーの方が、実は自分に適していた?なんてこともあるかもしれません。
Canon プリンターの特徴
Canonのプリンターは文章の印刷が優れていて文字を鮮明に印刷することが出来ます。黒のインクに顔料インクを使用しています。顔料インクはくっきりと映し出せて色にも安定があることから文字グラフ、図などが入ったビジネス文書などの印刷に適しています。
そして、文字だけでなく写真も綺麗に印刷することができます。上記の通りCanonは黒に顔料インクを使用していますが染料インクの黒も対応し印刷部によって使い分けることが可能なプリンターもあります。
写真印刷では染料インクが必須となっており、発色が綺麗で再現力が高いので写真画像の印刷に適しています。
キャノンで主流になっているインクジェットプリンターを大まかに分けてみると、A4複合機、印刷に特化したA3プリンター、とっても安いA4プリンターがあるといったところです。それぞれ、各プリンターの代表をあげてみました。
Canonおすすめプリンター
A4複合機(プリント・コピー・スキャン)
キャノン PIXUS TS8530 |
キャノン PIXUS TS5430 |
2022年度は代表プリンター:PIXUS TS8530、PIXUS TS7530
TS8530は3万円台とお願いは張りますが、相変わらずの人気機種です。やはり安定感が良いからですね。
そしておすすめなTSシリーズです。なんといってもコンパクトなのに背面トレイが復活したのが大きいです。ユーザーからの強い要望で紙詰まりがしにくく、使い勝手がよい背面トレイが復活しました。
特にPIXUS TS5430は4色プリンターですが、プリンター価格も1万円台と手ごろで最新機能を備えているので魅力的なプリンターと言えます。
2022年度最新プリンターのインクはこちらをご覧ください。
キャノン PIXUS TS8430 |
キャノン PIXUS TS6230 |
2020年度以前の代表プリンター: PIXUS TS8430、PIXUS TS6230
特徴:価格は、2万円前後。印刷機能に加えて、コピー、スキャン、両面印刷などの機能がある。PIXUS TS8430については、レーベル印刷も可能なので、録画したDVDや録音したCDなどにタイトルなどを印刷することもできます。
印刷に特化したA3プリンター
キャノン PIXUS TR9530 |
代表プリンター:PIXUS TR9530
特徴:価格は、2万円前後の複合機のような機能はなく、印刷に特化したプリンターです。ただし、どちらも印刷の設定が、A3ノビまで対応しているので、フチなしでポスターを印刷したいなどといったニーズに応えられます。A4複合機のプリンターでは、A4までしか対応していないので、図面などA3の印刷が必要な場合で、キャノンのプリンターを探している場合には、買いです。キャノンには、A3複合機がないため、高価なレーザープリンターを買うよりはおすすめです。
とっても安いA4プリンター
キャノン PIXUS TS3330 |
キャノン PIXUS TS5330 |
キャノン PIXUS TS3130S |
代表プリンター:PIXUS TS3330、TS5330、TS3130S
特徴:価格は、3千円~5千円程。あまりおすすめではありませんが、安いのでとても売れているプリンターです。こちらは3台ともコピー、スキャナー、両面印刷などの機能もついています。どちらもプリンターは安いですが、インクカートリッジは高いので、ある程度印刷する場合、結局、ランニングコストはかかってしまいます。安いものを買ったが故の…といった感じです。しかし詰め替えインクを使用することでインク代を節減することができます。
まとめ
印刷用途や印刷頻度に応じて、どのプリンターを購入したら良いか決めるのがベストですが、おすすめはA4の複合機です。様々な機能や用途に応じて使えるうえ、耐久枚数も1万枚程なので、仕事などで大量印刷をしない限り、ナイスチョイス!と言えそうです。これだけインターネットが普及していても、やはり電気量販店でプリンターを買う人もたくさんいると思います。量販店ではメーカーから仕入れたプリンターの在庫を抱えているので、特定の機種に絞って売る傾向があります。そのため、価格がお手頃なプリンターは売りやすく、結果的に買ってしまったという方も多いのではないでしょうか。完全に悪いというわけではありませんが、長い目でみれば、上記2つの複合機やプリンターの方が良いでしょう。
エプソン プリンターの特徴
EPSONの家庭用プリンターでは全色染料インクを使用しているプリンターが多く、写真印刷をとてもきれいに印刷することができます。写真メインでプリンターを選ばれる場合はとってもおすすめです。染料インクだけでなく顔料インクを使用したビジネス向けのプリンターもお取り扱いがあります。
エプソンで主流になっているインクジェットプリンターは、A4複合機、A3複合機、に分けられます。大きな違いは、最大用紙サイズがA4かA3かということです。それぞれ、各プリンターの代表をあげてみました。
EPSONのおすすめプリンター
A4複合機
エプソン カラリオ EP-884A |
エプソン カラリオ EP-814A |
2022年代表プリンター:Colorio EP-884A、EP-814A
特徴:価格は、2~3万円前後。どちらの機種もA4サイズまで印刷することができます。印刷機能に加えて、コピー、スキャン、両面印刷などの機能があります。
エプソン Colorio EP-880AB |
エプソン EP-807AW/AB/AR |
エプソン EP-707A |
代表プリンター:Colorio EP-807AW/AB/AR、EP-777A、EP-707A
特徴:価格は、1万円前後。どの機種もA4サイズまで印刷することができます。印刷機能に加えて、コピー、スキャン、両面印刷などの機能があります。
最近のエプソンはキャノンやブラザーに比べると、ホワイトのプリンターが多いので、ブラックやレッドは珍しいプリンターです。EP-807Aは、前面に2段トレイと背面に手差しトレイがあります。WP-707Aは前面に1段トレイしかありません。また、EP-707Aはコンパクトサイズに設計されていて、場所を取らずに使うことができるのでとても便利です。ちなみに、EP-707Aは両面印刷の機能はありません。
A3複合機
エプソン |
代表プリンター:EP-982A3
特徴:価格は、3万円程。A4の複合機のような機能も兼ね備えつつ、A3用紙まで印刷することができるので、オールラウンドプレーヤーと言えそうです。
まとめ
仕事などA3用紙を印刷する場面があるなら、A3の複合機はおすすめです。キャノンもA3用紙を印刷できるプリンターはありますが、複合機ではなく、用紙も150枚しかセットできません。A4しか印刷しない場合には、Colorio EP-882A、EP-709Aの3機種になりますが、価格はColorio EP-882A、EP-709Aの順です。
ブラザー プリンターの特徴
顔料インクと染料インクを使用しているため写真、文章のどちらもきれいに印刷することができます。ブラザーはFAXだけでなく電話にも対応しているプリンターも発売されています。
Canon、EPSONに比べてランニングコストを抑えることができます。
ブラザーで主流になっているインクジェットプリンターは、エプソンと同じですべて複合機です。印刷機能だけしかないというプリンターはありません。なので、コピーとスキャナーの機能はもれなくついています。キャノンやエプソンと違うのは、レーベル印刷(ディスク印刷)のできるプリンターが限られるという点とFAXや電話(子機)をつけられるプリンターが多いという点です。そのうえで、A4複合機、A4複合機に分けられます。それぞれ、各プリンターの代表をあげてみました。
ブラザーのおすすめプリンター
A4複合機
ブラザー PRIVIO プリビオ DCP-J926N |
ブラザー PRIVIO プリビオ MFC-J4940DN |
代表プリンター:PRIVIO DCP-J926N、PRIVIO MFC-J4940DN
特徴:価格は、2万円代。PRIVIO プリビオ DCP-J926Nはお手頃価格、ランニングコストも抑えた高コスパモデルです。印刷情報などスマホから確認出来、前面トレイなどすべての操作を前から行うことができとても便利になっています。DVDレーベル印刷も行うことができます。PRIVIO MFC-J4940DNはコードレス電話機付きインクジェットプリンターのエントリーモデルです。電話としての機能も一通り揃っておりFAX機能搭載です。どちらのプリンターにもコピー/スキャナ機能がついています。
A3複合機
代表プリンター:PRIVIOMFC-J6583CDW、MMFC-J6983CDW特徴:価格は、3万円代。PRIVIOMFC-J6583CDは大容量な割にコンパクトサイズになっており、印刷だけでなくFAXやコピー、スキャンの機能もついている複合機です。PRIVIO プリビオ MFC-J6983CDWは大容量2段トレイ・多目的トレイを搭載したA3フル対応のハイスペック複合機です。違いは、MFC-J6983CDWの給紙トレイが2段になっている分、500枚の用紙をセットしておくことができます。MFC-J6583CDWは半分の250枚収納です。モノクロの印刷速度は、22枚/分で、これは、キャノンやエプソンにはない速さです。ブラザーのひとつの特徴でもありますが、プリンターから次々と印刷物が出てくる印象があります。まとめ一言で言うなら、PRIVIOMFC-J6583CDWを買ってください!という感じです。A3複合機を発売していないキャノンも、価格の高いA3複合機を発売しているエプソンも、ビックリ仰天ではないでしょうか。ただし、「A3用紙の印刷はしない」「FA。X機がないと話にならない。」などと言った場合には、A4複合機の選択肢になるでしょう。今後、ブラザーから後継機種としてどのようなプリンターが発売されるのか楽しみですね。
ブラザー PRIVIOMFC-J6583CDW |
ブラザー PRIVIO プリビオ MFC-J6983CDW |
機能やメーカーで比較する
コピー・スキャナー・FAXが使えるか、両面印刷やレーベル印刷はできるか、Wi-FiやAirPrintは使えるか。印刷速度や一度にセットできる印刷用紙の枚数などを気にする方もいると思います。ここでは、それぞれの機能を考慮して代表的なプリンターを紹介していきます。
多くのプリンターは、メーカーがつけている型番からも大まかに機能を把握することもできるので、豆知識として覚えておくと、プリンターを見るのが楽しくなりますよ。
Canon
プリンター型番 | 機能 | 例 |
---|---|---|
TR | 複合機 FAX付、プリント、コピー、スキャナ | TR8350 |
TS | 複合機 プリント、コピー、スキャナ | MS8330 |
G | A4・特大容量タンク搭載複合機/プリンター | G7030 |
キャノンの場合はA3、A4サイズかどうかは型番で見分けることができません。
EPSON
プリンター型番 | 機能 | 例 |
---|---|---|
末尾にFがついたら | 複合機 FAX付、プリント、コピー、スキャナ | PX-535F |
末尾にAがついたら | 複合機 プリント、コピー、スキャナ | EP-882A |
末尾になにもつかない場合 | プリント | PX-105 |
語尾にTがついたら | エコタンク | EW-M630TB |
型番の最初の文字
-
- PX…顔料インク
- PX以外・・・染料インク
その後の数字
- 4ケタまたは3ケタで語尾に3がついたら・・・A3機
- 3ケタ・・・A4機
- 例1:PX-434Aは顔料インクでA4複合機
- 例2:EP-4004は染料インクでA3でプリントのみ
- 例3:EP-977A3は染料インクでA3複合機
brother
プリンター型番 | 機能 | 例 |
---|---|---|
MFC | 複合機 FAX付、プリント、コピー、スキャナ | MFC-J6583CDW |
DCP | 複合機 プリント、コピー、スキャナ | DCP-J982N-B/W |
MFCやDCPのあとに数字が3ケタか4ケタつくのですが、ここを見ることでA3対応機なのかA4機なのかがわかります。
- 4ケタ・・・A3機 例:MFC-J4910CDWはA3のFAX付の複合機
- 3ケタ・・・A4機 例:DCP-J752NはA4の複合機
まとめ
このように各メーカー型番を見ることで、ある程度どんなスペックを持った機種なのか知ることができます。家電量販店などのプリンター売り場を通りかかって、型番を見ただけで「あれはA3印刷対応、これは顔料インクのプリンター」などと言えるようになったら、かなりのプリンターマニアと言えます。
印刷サイズで比較する
A4プリンター
AAプリンターについて解説しています。現在はコピーやスキャンも出来る複合機が主流なので、A4のプリンター専用機はあまり見かけなくなりました。
キャノン TR703
インクは通常のブラック(染料)・シアン・マゼンタ・イエローにプラスして顔料ブラックの5色を搭載しており、文書印刷にも写真印刷にも強いプリンターとなっています。
キャノン TS3330
2020年4月に発売されたTS3330は価格.comなどの売れ筋ランキングでは2020年5月現在、常に上位に5000~6000円で購入することができ、プリンター価格が非常に安くコピー、スキャン機能がついていることも魅力の一つです。
まとめ
いまはほとんどの機種がコピーやスキャナなどの機能がついているので、プリント機能のみのプリンターは珍しいです。文書印刷でしかほとんど使わず、かつプリンター本体にあまり費用をかけたくないのであればTS3330がオススメです。
A4複合機
AA複合機のプリンターについて解説しています。価格が手ごろなので、家で気軽に使うにはちょうどいいスペックです。
キャノン PIXUS TS7530
5色独立インクを採用したスタンダードなインクジェットプリンター。「5色ハイブリッドインク」を採用し、細かな文字もにじみにくく、置き場所や用途に合わせて給紙口が選べる「2WAY給紙」が可能になっています。
エプソン カラリオ EP-884A
自動両面印刷、ディスクレーベルプリントが可能な、A4・コピー・スキャン対応プリンター。通常のプリンターはブラック・シアン・マゼンタ・イエローの4色が搭載されていますが、EP-884Aはその4色に加えてライトシアン・ライトマゼンタも搭載しており、6色インク搭載で文書のほか写真も綺麗に印刷できます。また、「高速MACHヘッド」の採用により、L判1枚につき約13秒の高速プリントが可能です。
ブラザー MFC-J4940DN
このプリンターが他のメーカーのプリンターと決定的に違う点は、電話/FAX機能がついていることです。FAX機能がついているプリンター自体、そもそもブラザー以外にはあまりありません。さらに子機もついているので、家の固定電話代わりにこのプリンターを置くことも出来ます。電話とFAXが使えるプリンターというのはブラザーのものだけになります。
まとめ
A4複合機は家で使いたい人が購入を検討するのではないかと思います。そうするとどんな用途で使うかによって選ぶべきプリンターが変わってきます。年賀状などの文書印刷ならキャノン、デジカメやスマホで撮った写真を印刷するならエプソン、電話機も兼ねて使いたいのならブラザーといった具合です。用途別にオススメプリンターを紹介しているページもあるのでそちらもあわせてご覧ください。
A3複合機
A3複合機プリンターについて解説しています。
A3複合機のおすすめプリンター一覧
エプソン | ブラザー | ||||
---|---|---|---|---|---|
プリンター 機種名 |
PX-S5010 |
EP-982A3 |
MFC-J5630CDW |
MFC-J6583CDW | MFC-J6983CDW |
プリンター 価格 |
20,727円 | 31,460円 | 28,683円 | 28,683円 | 37,580円 |
※プリンター価格は価格.comを参考
エプソン
エプソン カラリオ PX-S5010 | エプソン カラリオ EP-982A3 |
代表プリンター:PX-982A3、EP-10VA
PX-982A3は普段はA4、時々A3を印刷したいという方のニーズにお応えしたコピー、スキャン対応のプリンターです。独自の「6色インク」と、インクのサイズをきめ細かく調整する技術「Advanced-MSDT」により、色再現が難しい人の肌も、より階調豊かな写真に仕上げることができます。
PX-S5010は6色染料インクを搭載した、A3対応多機能インクジェット複合機のフラッグシップモデルです。2018年に発売されてからも長年人気のあるプリンターです。
ブラザー
brother MFC-J5630CDW | brother MFC-J6583CDW | brother MFC-J6983CDW |
代表プリンター:MFC-J5630CDW、MFC-J6583CDW、MFC-J6983CDW
MFC-J5630CDWはA3フル対応で一段トレイを採用したハイスペック複合機です。1分間にA4カラー約20ページ、A4モノクロ約22ページの高速印刷を実現し、1枚目の印刷時間はカラー約6.0秒、モノクロ約5.5秒で、出力の待ち時間を短縮し、効率も上がります。
MFC-J6583CDWはA3印刷とA4読み取りに対応するA3対応インクジェット複合機です。
MFC-J6983CDWは大容量2段トレイ多目的トレイを搭載したA3対応ハイスペック複合機です。印刷速度などは上記のMFC-J6983CDWと同じになりますがより大量印刷される方はこちらがおすすめになります。
まとめ
大量印刷する、FAXも使う、というようにビジネス向けに使うのであれば、MFC-J6583CDW、MFC-J6983CDWでより大量印刷を行うのであれば、お値段は少し高くなりますがMFC-J6983CDWがおすすめになります。
FAX機
FAX機能のついているプリンターについて解説しています。FAX機能はブラザー製のプリンターに多いです。
エプソン
EPSON PX-M5081F |
代表プリンター:PX-M5081F
エプソンのプリンターは機種名の末尾にFがついているものがFAX機能付きです。しかしFAX機能付きの機種はあまり出ていません。PX-M5081FはA3印刷に対応した大きめサイズのプリンターで、FAX機能以外にも両面印刷が出来ます。
ブラザー
brother MFC-J6583CDW | brother MFC-J6983CDW | brother MFC-J738DN |
代表プリンター:MFC-J6583CDW、MFC-J6983CDW、MFC-J738DN
ブラザーはMFCから始まる型番がFAX機能付きのプリンターです。MFC-J6583CDW、MFC-J6983CDWはA3印刷&スキャン対応、両面印刷も可能なビジネス向きのプリンターです。MFC-J738DNは子機が付いたエントリーモデル。エントリーモデルとは初心者向けの低価格の製品のことです。子機は1個付と2個付きのモデルがあります。
まとめ
FAX機能がついたプリンターが欲しい場合、選択肢が多いという意味でブラザーの製品から探すのが良いかもしれません。FAX機能がついたプリンターというのはあまり出回っていなくて、その中でも発売しているのはブラザーのものが多いです。ブラザーはNTTとFAXを共同開発していただけあって、その豊富なノウハウをプリンターにも活かしているのでしょう。ということでプリンターとしての使用頻度はそこそこ、家の中で使うという方は子機もついたMFC-J738DNが良いのではないでしょうか。逆にオフィスなどでビジネス用としてバシバシ使うという方は、MFC-J6583CDWやMFC-J6983CDWをオススメします。
印刷速度
印刷速度の速いプリンターについて解説しています。ブラザーのDCP-J4220N-B/Wが価格と印刷速度の面で一番オススメです。
印刷速度の速いプリンター
キャノン | キャノン | エプソン | エプソン | ブラザー | |
---|---|---|---|---|---|
プリンター機種名 | TS8330 |
TS8230 |
EP-882A |
EP-811A |
DCP-J978N |
インク型番 | BCI-380+381/6MP | BCI-380+381/6MP | KAM-6CL | ITH-6CL | LC3111-4PK |
プリンター価格 | 22,275円 | 21,450円 | 21,582円 | 19,600円 | 22,800円 |
印刷速度 | 10枚/分 | 10枚/分 | 13枚/分 | 13枚/分 | 10枚/分 |
※プリンター価格は価格.comを参考
まとめ
印刷速度は「1分間に何枚印刷出来るか」を指標にしています。あまり一般的ではありませんが、これを表す単位としてipm(images per minute)というものも用いられます。ただし何の用紙を印刷した時の速度なのかはメーカーによって異なり、キャノンはA4での速度ですが、エプソンはL判写真を印刷した時の速度なので、完全に同じ条件で比較が出来るわけではありません。
印刷速度が一番速いのはMFC-J6570CDWとMFC-J6970CDWで、22枚/分です。平均的なプリンターの印刷速度は10枚/分くらいなので、約2倍の速度でかなり高速です。ただビジネス向けのプリンターなので価格は20000~35000円とけっこう高価です。iP7230とPX-1700Fは15枚/分と、MFC-J6570CDWなどに比べると若干見劣りします。DCP-J4220N-B/Wが10999円と上の表の中では最安値であり、印刷速度も20枚/分と3位(実質2位)なので、価格と印刷速度では一番バランスが取れているのではないでしょうか。とにかくたくさん印刷するからバンバンプリント出来る機種が欲しい!という方はDCP-J4220N-B/Wをオススメします。
給紙枚数
給紙枚数の多いプリンターについて解説しています。基本的にプリンターサイズが大きくなるほど給紙枚数も多くなります。
給紙枚数が多いプリンター
ブラザー | ||
---|---|---|
プリンター機種名 | MFC-J6583CDW |
MFC-J6983CDW |
インク型番 | LC3119-4PK |
LC3119-4PK |
プリンター価格 | 31,870円 | 0,610円 |
給紙枚数 | 300枚 | 600枚 |
※プリンター価格は価格.comを参考
まとめ
一般的なA4プリンターの給紙枚数は100枚程度なので、上に挙げたプリンターの給紙枚数がとても多いことがわかります。特にブラザーのMFC-J6983CDWは、なんと600枚も給紙可能です。上の2機種は全てA3印刷に対応しているので、大きな印刷物をプリントしたい場合は良いですね。
この記事を書いた人
- 詰め替えインクのエコッテのスタッフ前野です。