キャノンのプリンターPIXUS MG3530/MG3500の交換・補充におすすめのインクを詰め替えインクのエコッテが紹介。BC-340/BC-341の大容量(XL)の違い、印刷のお得度等も比較解説します。
この記事の目次
CanonのプリンターMG3530/MG3500のインク交換・互換インクを解説
キャノンのインクジェットプリンターMG3530(MG3500)のインクについて、何を買えばいいのか迷っている方も多いと思います。
実際、家電量販店やWEB通販サイト(amazonや楽天市場など)では、様々なインクが販売されていて、よくわからないですよね。
この記事では、お使いのプリンターインクについて、きっとためになる明るいお役立ち情報を紹介します。
早速ですが、結論から知りたいという方もいると思うので、インクの種類とポイントをあげてみました。
- 純正品は、プリンターメーカー正規品で、価格はとても高いが、とにかく品質に優れている。
- 再生品(リサイクルインク)は、純正品を再利用した商品で、純正品より少し安く国内メーカーが多い。
- 詰め替えインクは、純正品に補充するためのインクで、とにかく印刷代を節約できて、プリンターにも安全。
また、インクについてのコストを一覧表にまとめてみました。
コスト | 価格 | 合計 | ●BC-340 Black |
●BC-341 Color |
|
純正品 標準容量 |
266円/ml | 3,993円 | 15ml | 10ml | 5ml |
純正品 大容量 |
177円/ml | 5,324円 | 30ml | 15ml | 15ml |
再生品 大容量 |
122円/ml | 3,680円 | 30ml | 15ml | 15ml |
詰め替えインク | 30円/ml | 5,038円 | 120ml | 30ml | 各30ml |
純正品の標準容量タイプと詰め替えインクを比べると、9倍もインクコストが違うんだね。
もひっち
プリンターの特徴は?
MG3530は、2013年9月に発売したプリンターです。
プリンターの価格帯としては、1万円ちょっとで購入することができる機種です
機能面を見ると、プリント機能に加えて、コピーやスキャンも可能なプリンターです。
また、WiFi・airprintなどの無線印刷も可能で、低価格なのに多機能な機種といえそうです。フチなし印刷もできます。
もひっち
インクの型番や色数は?
すでにご存じの方もいるかもしれませんが、インクの型番についても、簡単におさらいしておきましょう。
純正品のインク型番はBC-340とBC-341という名称です。
BC-340がブラック、BC-341がカラーのインクカートリッジになっています。
ちなみに、BCはBlack(ブラック)・Color(カラー)の略のようです。
純正品の商品コードは、BC-340が5213B001で、BC-341が5215B001となっています。
標準容量タイプのほかに、大容量タイプがあり、それぞれのインク型番にXLがつきます。
純正品の商品コードは、BC-340XL[大容量]が5211B001で、BC-341XL[大容量]が5214B001となっています。
商品コードの意味はよくわかりませんが、この番号をWEBサイトで検索する方も意外と多いようです。
純正品のカートリッジ自体には、340や341などといったラベルが貼ってあります。
BC-340は、顔料ブラックのインクになっていて、特に、文章印刷でくっきり印刷できように活躍します。
BC-341は、カラーのインクカートリッジですが、染料シアン(青)・染料マゼンタ(赤)・染料イエロー(黄)の3色が一体になっています。
カラーは、写真印刷なども含めて、鮮やかに印刷できるように、染料タイプのインクになっています。
もひっち
インクの種類や価格は?
上記の通り、BC-340/BC-341シリーズに対応しているプリンターはたくさんありますが、使用するインクの種類については、意外と知っている人が少ないようです。
なぜかというと、家電量販店では、純正品をメインにラインナップしているお店が多く、WEBサイト(特にamazonや楽天市場)では、インクの型番などで検索すると、色々なお店が販売している見た目の違う商品が大量にヒットするからです。
しかし、実際にはほとんどの商品が、今から紹介する代表的な3種類に当てはまります。
3種類のインクについて、それぞれの価格や品質、使い方などを紹介します。
純正品
まず、プリンターメーカーであるキャノンから発売されているのが、純正品のインクカートリッジです。
100年インクというだけあり、とても高品質ですが、その分、価格はとても高いものになっています。
標準サイズと大容量サイズの価格
MG3630インクBC-340、BC-341には標準サイズと大容量サイズの2つがあります。大容量サイズは型番の後ろに「XL」と入っています。
よくわかるように表にしてみました。価格はキャノンオンラインショップ(2020年7月30日時点)税込み価格です。
インク容量はキャノン公式サイトからの抜粋です。
型番・サイズ・色 | BC-340 標準 黒 | BC-340XL 大容量 黒 | BC-340 標準 カラー | BC-340XL 大容量 カラー |
価格 | ¥1,881 | ¥2,772 | ¥2,112 | ¥2,992 |
インク容量 | 約7.6ml | 約14.4ml | 約8.ml | 約14.9ml |
もひっち
純正品の使い方について
- インクカートリッジに付属しているキャップを取る
- インクカートリッジに貼ってあるシールを取る
- プリンターにセットして印刷をする
純正インクはこんな方におすすめ
- インクの色にはこだわりがある
- 長期保存を重視する
- プリンターメーカー品なので安心
- 印刷コストは高くてもOK
- インクは年1回しか買わない
もひっち
再生品(リサイクルインク)
次に、家電量販店などで見かけるのが、リサイクルインクカートリッジです。
使い終わった純正品を回収ボックスなどにより再生工場へ集めて、カートリッジを洗浄したり、ICチップ(基板)を付け替えたりして、インクを再充填した商品です。
回収する手間やコストがかかるため、そこまで安くは販売されていないようですが、日本製のものが多く、品質も比較的安定しています。
パッケージも純正品と似ているため、純正品だと思って購入される方もいるようです。
有名なリサイクルインクメーカーは、エコリカ社やJIT社です。(写真はJIT商品)
再生品のコスト表
再生品 | コスト | 価格 | 合計 | ●340 Black |
●341 Color |
大容量 | 109円/ml | 3,280円 | 30ml | 15ml | 15ml |
再生品の使い方について(純正品とほぼ同じ)
- インクカートリッジに付属しているキャップを取る
- インクカートリッジに貼ってあるシールを取る
- プリンターにセットして印刷をする
再生品はこんな方におすすめ!
- インクは普段使いで充分
- 長期保存しない
- 簡単手軽がいい
- それなりに印刷コストを削減したい
- インクは年1回しか買わない
もひっち
詰め替え用(詰め替えインク)
最後に、世間であまり知られていないのが、詰め替えインクです。
詰め替えインクは、純正品のインクカートリッジにインクを補充して使用する詰め替え用の商品です。
高価な純正品のインクカートリッジを捨てるときに、「もったいない」と思った方もいるのではないでしょうか?
実は、シャンプーや洗剤のように、容器(純正品のインクカートリッジ)にインクを補充して再利用できます。
中身のインクを購入して、外身の容器は買いなおす必要がないため、価格もとても安く済み、印刷代が大幅に節約できます。
さらに、すでに使用している純正品のインクカートリッジにインクを補充するので、プリンターとの間でトラブルが起きにくいのも大きなメリットです。
キャノンの純正品のインクカートリッジには、インクを吸収、供給するためのスポンジが入っていて、インクを補充する度に、徐々に劣化が進んでしまいます。
そのため、同じカートリッジに無限に詰め替えることはできませんが、BC-340/BC-341シリーズのカートリッジでは、3,4回以上詰め替えることができます。
このスポンジは、特許ありの優れものなので、再利用しない手はありません。
つまり、詰め替えインクは「お財布にも、環境にも、プリンターにも、純正品のインクカートリッジにも」優しい商品です。
めちゃくちゃ優しいですね。
ちなみに、再生インクも元々は純正品なので、詰め替えを使用できなくはありませんが、再生されるまでの個体差があるため推奨していません。
詰め替えインクのコスト表
詰め替え インク |
コスト | 価格 | 合計 | ●340 Black |
●341 Color(CMY) |
容量 | 33円/ml | 5,038円 | 120ml | 30ml | 各30ml |
※価格はインク代のみの価格、詰め替えに必要なドリルなど道具代は除く。
詰め替えインクの使い方
- 使い切った純正品をプリンターから取り出す
- 純正品に穴を開ける
- 純正品にインクを補充する
- プリンターにセットして印刷をする
- 残量検知無効操作をする(5秒でできる)
「残量検知無効操作について」で紹介しています。
詰め替え用はこんな方におすすめ!
- インクは普段使いで充分
- 長期保存しない
- ちょっとした手作業を楽しめる
- とにかく印刷コストは節約したい
- インクは年に数回かそれ以上買う
詰め替えインクについての写真入りの使い方など、詳しくは下記よりご覧いただけます。
参考:BC-340 BC-341 BC-340/341 キャノン 詰め替えインク ビギナーセット
参考:BC-340 BC-341 BC-340/341 キャノン 詰め替えインク ミニサイズ ビギナーセット
参考:BC-340 キャノン 詰め替えインク 顔料ブラック2本 ビギナーセット
まれに互換インクとして売っている商品を見かけるけど、実際には、再生インクだね。
もひっち
詰め替えインクのレビュー・口コミ評価
BC-340/BC-341シリーズのインクの中で、今注目されているのは、詰め替えインクですが、実際に詰め替えインクを使用したユーザーの感想をいくつか紹介します。
詰め替えインクの感想
購入者さん
2019年07月07日
おすすめ度
★★★★★
印刷コスト低減詰め替えインクの決定版!
包装も色別個々に丁寧にジッパー付きの袋に入っており保存するのに便利。また、詰め替え手順の説明書もわかりやすく表現されており充填もスムーズに作業できた。印刷品質も問題ありませんでした。純正カートリッジを買う割高感がどうしてもぬぐいきれない方には良い品物です。
購入者さん
2019年06月28日
おすすめ度
★★★★☆
お得です!
プリンターが安く手に入るので、高い純正インクを購入せずこちらの詰め替えインクを購入しました。詰め替え作業が面倒ですが、お得です。詰め替えインクが終わるころまで、プリンターがもてば元が取れるかと。
説明書も分かり易いので迷うことはないと思います。
購入者さん
2019年06月13日
おすすめ度
★★★★★
意外に簡単!
動画もあり、丁寧な説明書もはいってあり、初心者でも、意外に簡単に詰め替える事ができました。
これで、これからのインクの減りを気にしなくてよさそうです。
購入者さん
2019年06月06日
おすすめ度
★★★★★
今回イベントのチラシを自宅で印刷するということもあり、コストを考えて初めて詰め替えを購入しました。穴を開けたりする作業は自分には難しいと考えていましたが、思った以上に簡単で、力を加えなくても10秒程度ですんなりあきました。こんなに簡単に自分で詰め替えられるなら、もっと早く出会っていたかったです。リピート購入しました。これからもよろしくお願いします☆彡感謝します\(^o^)/
購入者さん
2019年05月16日
おすすめ度
★★★★★
ちょっとの手間でコスト削減!安いです。
インク代を気にしながら家庭用プリンターを使うのはストレスでしたが、詰め替え用にしてからはそれを感じなくなりました。多少手間ですが、たいしたことありません。動画での説明&説明書の親切さがありがたいです。
購入者さん
2019年05月02日
おすすめ度
★★★★★
確か2010年頃からエコッテの詰替えインクを使い始めました。説明書の「勧め」を無視し、同じカートリッジを使いまわす事10回くらいまで注入したのを覚えています。その内、私は浮気をしました。どうせ他社の安い製品でもかまやーしねぇ!ところがダメ!しっかり注入したはずなのに、かすれる、出ない。何度ノズルやヘッドをクリーニングしても効果なし。二社の製品を放蕩、渡り歩いた後、とんでもない浮気相手だったと悟り、エコッテに戻ってきました。やはり、拍子抜けするほど問題なし。当然の事のようにプリンターはかすれや抜けのないプリントを吐き出します。
もっとレビューや口コミを見たい場合は、下のリンクから参考にしてね。
もひっち
参考:BC-340 BC-341 BC-340/341 キャノン 詰め替えインク ビギナーセット
参考:BC-340 BC-341 BC-340/341 キャノン 詰め替えインク ミニサイズ ビギナーセット
参考:BC-340 キャノン 詰め替えインク 顔料ブラック2本 ビギナーセット
インクの残量は?
プリンターの印刷で、多くのユーザーが気にするのが、パソコンやプリンターに表示されるインクの残量についてです。
この記事では、リセッターと呼ばれる道具やインク残量を無効にする操作について紹介します。
リセッターについて
インターネットでBC-340/BC-341シリーズについて色々調べてみると、「bc-340 リセッター」「340 341 リセッター」「Canon 340 リセッター」などと言った検索キーワードが目立ちます。
詰め替えインクを知っている方が検索していると思われますが、いったいリセッターとは何なのでしょうか?
そもそもこの記事で詰め替えインクをはじめて知った方には、何のことやらさっぱりわからないと思いますので、紹介します。
もともと純正品のインクカートリッジには、ICチップ(基板)という精密部品が付いていて、印刷枚数などに応じてインクの残量を検知して表示しています。
印刷を続けていくと、このインク残量表示がどんどん減っていき、最終的には、「インクがなくなった可能性があります。」や「インクなしを検知しました。」という表示が出ます。
詰め替えインクを使うと、中身のインク自体は補充されて満タンになりますが、インク残量表示は減ったままなので、実際に印刷指示をかけてもプリンターは印刷をはじめてくれません。
そのようなときに必要になるのが、(ICチップ)リセッターという道具です。
リセッターを使用すると、インク残量表示を満タンに戻すことができます。
これにより、詰め替えインクを補充したカートリッジが再び使えるようになるというものです。
そのため、BC-340/BC-341シリーズについても、リセッターが欲しいというニーズがあるようです。
ただし、BC-340/BC-341シリーズについては、そもそもリセッターを製造することはできません。
しかも、リセッターは開発費用がかかるため、販売されていても、価格が高い場合が多いよ。
もひっち
残量検知無効操作について
リセッターを使わなくても、詰め替えインクを再利用するための魔法のような操作があります。
それが、残量検知無効操作です。
魔法と言っても、5秒でできます。
この操作により、インク残量は非表示になったままですが、印刷ができるようにできます。
詰め替えインク補充のタイミングは、印刷物が擦れてきたら行うか、擦れないように定期的に補充すればOKです。
詳しくは、下記のリンクより動画をご覧ください。
ちなみに、再生インクでも、商品によっては、無効操作を行う必要があるよ。
もひっち
さいごに
いかがでしたでしょうか?
最適なインク選びのお手伝いになったでしょうか?
たかがインク、されどインクですが、意外と奥が深いものです。
特に、詰め替えインクはまだまだ知らない方が多いと思いますが、実は、欧米やアジア諸国でも当たり前に使われている商品です。
エコッテでは、キャノン・エプソン・ブラザーをメインに幅広く詰め替えインクを取り扱っています。
ぜひお使いのプリンターでも詰め替えインクが使えるか探してみてください。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
-
詰め替えインクのエコッテのスタッフ手塚です。
WEBやスマホの時代でも、印刷はなくなりません。
印刷代の節約を少しでもお手伝いできるように日々営んでいます。
EC業界にいながら、意外とアナログ人間です。
最近は登山に行けておらず、目下スクワット中。
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