この記事では、エプソンのプリンターとその消耗品であるインクのについて解説しています。特にインクについては、インターネットショップをはじめとして、たくさんの種類の商品が販売されているため、なにを購入すればよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、それぞれの種類や特徴などをまとめてみました。この記事をお読みいただき、最適なインク選びのお手伝いになれば嬉しいです。早速ですが、結論から知りたいという方もいると思うので、ポイントをピックアップしました。
もひっち
それでは、さらに詳しく解説していきます。
この記事の目次
エプソンのインクジェットプリンターの種類と売れ筋は?
エプソン(EPSON)のインクジェットプリンターの種類は2つしかありません。カラリオ(Colorio)シリーズとエコタンク搭載モデルです。それぞれについて、売れ筋のプリンターを挙げてみました。
カラリオ(Colorio)シリーズ
まず、一般家庭向けプリンターであるカラリオシリーズで人気の主な機種は、EW-052A・EP-884A・EP-714Aなどです。この記事をお読みの方も、これらのプリンターを持っている方が多いのではないでしょうか。カラリオシリーズのプリンターは、1色ずつインクの入ったカートリッジを交換して使用するプリンターです。ちなみに、カラリオシリーズでは、PXから始まる型番のプリンターは、ここ数年新しく発売されていません。
各プリンターの価格やスペックは下記のようになっています。
価格 | コピー | スキャナ | FAX | 自動両面印刷 | レーベル印刷 | 無線印刷 | |
EW-052A | ¥6,800- | ○ | ○ | ○ | |||
EP-884A | ¥32,450- | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
EP-714A | ¥19,305- | ○ | ○ | ○ | ○ |
※価格は、記事更新時点でのカカクドットコムの最安値。
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カラリオシリーズ対応詰め替えインク
次に、近頃CMや家電量販店のPOPなどでも話題のエコタンク搭載モデルで人気の主な機種は、EW-M752T・EW-M630T・PX-M6712FTなどです。カラリオシリーズに比べると、プリンター本体の価格は高い機種がほとんどで、一般家庭よりも、会社や事務所などで使われることが多そうです。エコタンク搭載モデルのプリンターは、文字通り、エコタンクと呼ばれるインクタンクへ中身のインクだけを補充して使用するプリンターです。
各プリンターの価格やスペックは下記のようになっています。
価格 | コピー | スキャナ | FAX | 自動両面印刷 | レーベル印刷 | 無線印刷 | |
EW-M634T | ¥36,850- | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
EW-M752T | ¥39,249- | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
PX-M6712FT | ¥140,980- | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
※価格は、記事更新時点でのカカクドットコムの最安値。
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エコタンク搭載モデル対応互換インクボトル
カラリオプリンターの純正インクの種類は2つ?3つ?
カラリオプリンターの純正品は、6色タイプと4色タイプの2種類ですが、6色タイプは、インクカートリッジの形状がふたつあるため、全部で3種類としました。
顔料4色タイプ
純正インク型番の例:マグカップ・リコーダー・かぎ・虫めがね・歯ブラシ・砂時計
プリンターの型番には「PX」がつく
染料6色タイプ(インクカートリッジの幅が広いタイプ)
純正インク型番の例:カメ・クマノミ・ソリ・ヨット
プリンターの型番には「EP」がつく
染料6色タイプ(インクカートリッジ幅が狭いタイプ)
純正インク型番の例:サツマイモ・イチョウ・とうもろこし・さくらんぼ
プリンターの型番には「EP」がつく
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カラリオプリンターの非純正インクの種類は主に3つ
互換インクカートリッジ
互換インクカートリッジは、純正品と汎用性のあるカートリッジで、純正メーカー以外のメーカーが製造している商品です。
コンパチ品、サードパーティー品という言い方をしているお店もあります。
純正品よりも安く販売することを目的としているため、インクの品質はやや劣りますが、普段使いには十分です。
純正品や再生品と同じように、プリンターにセットするだけなので、簡単にインク交換ができます。
インクが切れた後は、再利用することができないため、カートリッジごと処分することになります。
互換インクの品質はピンキリで、中には、カートリッジに付属しているICチップが原因で、プリンターが認識不良を起こしたりするものもあるようです。
また、カートリッジそのものが変形していて、プリンターにセットできなかったりというものもあるようです。
多くのお店では、万が一の場合にも、保証やサポートがあるため、特に問題なく使用できますが、あまりにも安い商品は要注意です。
再生インクカートリッジ(リサイクルインクカートリッジ)
リサイクルインクカートリッジは、使い終わった純正品を回収ボックスなどにより再生工場へ集めて、カートリッジを洗浄したり、ICチップを付け替えたりして、インクを再充填した商品です。
回収する手間やコストがかかるため、そこまで安くは販売されていないようですが、日本製のものが多く、品質も比較的安定しています。
パッケージも純正品と似ているため、純正品だと思って購入される方もいるようです。
有名なリサイクルインクメーカーは、エコリカ社やJIT社(写真)です。
詰め替えインク(補充用インク)
詰め替えインクは、純正品のインクカートリッジにインクを補充して使用する詰め替え用の商品です。
高価な純正品のインクカートリッジを捨てるときに、「もったいない」と思った方もいるのではないでしょうか?
実は、シャンプーや洗剤のように、容器(純正品のインクカートリッジ)にインクを補充して再利用できます。
中身のインクを購入して、外身の容器は買いなおす必要がないため、価格もとても安く済み、印刷代が大幅に節約できます。
さらに、互換インクとは違い、すでに使用している純正品のインクカートリッジにインクを補充するので、プリンターとの間でトラブルが起きにくいのも大きなメリットです。
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エコタンクプリンターの純正インクの種類は4つもある
顔料1色と染料4色タイプ
純正インク型番:ケンダマ
対応プリンター:EW-M752T、EW-M752TB、EW-M752T1
純正インク型番:マラカス+ハーモニカ
対応プリンター:EW-M770T、EW-M770TW、EW-M970A3T
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顔料1色と染料3色タイプ
純正インク型番:ヤドカリ+ハリネズミ
対応プリンター:EW-M5610FT、EW-M571T、EW-M571TW、EW-M630TB、EW-M630TW、EW-M670FT、EW-M670FTW
純正インク型番:クツ+ハサミ
対応プリンター:EW-M5071FT、EW-M660FT、EW-M660FTE
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顔料4色or顔料1色タイプ
純正インク型番:IT08
対応プリンター:PX-M6711FT、PX-M6712FT、PX-M791FT、PX-S6710T
純正インク型番:ヤドカリ
対応プリンター:PX-M270FR1、PX-M270FT、PX-M270T、PX-M270TR1、PX-S170T、PX-S170UT、PX-S270T、PX-S270TR1
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染料4色タイプ
純正インク型番:タケトンボ
対応プリンター:EP-M552T、EP-M552T1
純正インク型番:ハサミ
対応プリンター:EP-M570T、EP-M570TE
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エコタンクプリンターの非純正インクの種類は1つだが……
互換インクボトル「純正に似たインクボトル型」
ひとつめは、純正品とほとんど同じ形をした商品です。
メーカー特許回避のために、インクボトルの先端が、純正品とやや異なる場合がありますが、インク注入の方法も純正品とほぼ同じです。
互換インクボトル「純正と異なる箱型」
ふたつめは、純正品と全く違う形をした商品です。
メーカー特許も回避しつつ、宅配便ではなく、メール便で配送することを想定しているため、3cm以内に納まるようなケース型となっていて、インク注入の方法も純正品とやや異なります。
プリンターの印刷目的は?
家庭で使用する
少し前までは、プリンター離れというニュースなども見かけましたが、コロナウィルスの影響もあり、在宅ワークで印刷が必要になったり、子供の学校への提出用プリントで印刷が必要になったりと、家庭でプリンターを購入する人も増えたようです。
オフィスや事務所で使用する
エプソンは、カラリオシリーズもエコタンク搭載モデルも、ホームプリンターとしてラインナップしていますが、いずれも、会社や個人事業などで使用している人もいます。特にエコタンク搭載モデルは、大量印刷に向いているため、近頃、オフィスや事務所で使用する人が増えています。
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まとめ
これからプリンターを買い替える予定がある場合には、印刷用途や印刷頻度に応じてプリンターやインクを購入する必要があります。
特に、何を印刷することが多いのかによって、インクの色数や成分にも注目すると、間違いのないプリンター選びができそうです。
今現在使っているプリンターインクを節約したい場合も、下記のボタンから商品を探してみてください。きっとインク代が節約できます。
この記事を書いた人
- 詰め替えインクのエコッテのスタッフ前野です。